フィンガードラムに適したオーディオインターフェイスの3つの条件

DTMをはじめるにはお金がかかります。

私もそうだから分かるのですが、ほとんどの初心者の方は、できるだけ値段を抑えたいと考えています。

その結果、性能ギリギリの安いPCとオーディオインターフェイスを選んでしまうんです。

 

PCとオーディオインターフェイスは妥協せず、安易に安いものを使うのはお勧めしません。

 

フィンガードラムを演奏する場合、パッドを叩いてから音が出力されるまでの時間、レイテンシーを抑える必要があります。

不適切なものを使用していると、プツっと音が飛んだりして(音切れ・音割れ)、演奏どころではなくなってしまいます。

そのような事態は防ぎたいですよね。

 

この記事では、フィンガードラムやDTMを安心してはじめるのに必要なオーディオインターフェイスの条件と、おすすめの製品を紹介します。

PCのスペックと条件に関する記事はこちらです。

オーディオインターフェイスとはなにか

音の入出力

再生と録音を行う、音の出入り口となる機材です。

 

「パソコンについてるマイク端子やスピーカー端子じゃだめなの?」

 

はい。ダメです。

 

PCに標準装備されているサウンド機能は性能が低く、DTM向きではありません。

レイテンシーは大きく、録音はノイズが多く混ざります。

フラストレーションは溜まる一方だし、フィンガードラムなどのリアルタイム演奏は難しいのが現状です。

 

オーディオインターフェイスを導入し、サウンドの処理をこの機材に任せることで、PCの負荷を小さくすることができます。

結果、レイテンシーを抑えることができ、音切れの心配もなくなります。

 

音質の向上も見込めるため、最適なリスニング環境を整えることができるんです。

フィンガードラムに最適なオーディオインターフェイスの条件

フィンガードラムに適切なオーディオインターフェイスの条件は次の3つです。

  • USB2.0、USB3.0、ThunderboltのいずれかでPCと接続できること
  • 128サンプリング以下のバッファサイズで再生可能なこと
  • 高いサンプリングレートの再生が可能であること

どれもレイテンシーと関係したファクターです。

もしあなたが、フィンガードラム以外にも幅広く音楽制作を行いたいのであれば、入出力端子の種類や数にも注意を払うといいでしょう。

転送速度が速いUSB 3.0、Thunderboltがよい

転送速度が速いほど、単位時間当たりに多くの音声情報をやりとりできますので、レイテンシーと音切れを押さえることができます。

USB 2.0でも十分な転送速度なので、フィンガードラムの演奏に差し支えないレベルです。

しかしレイテンシーは小さいほど快適になるので、できればUSB 3.0やThunderboltに対応しているものをおすすめします。

転送速度の比較

バッファサイズは小さいほどよい

バッファというのは、コンピュータの処理を円滑にするために、一時的にデータを記録・格納しておくことです。

バッファサイズが大きいほど安定した処理ができるので、音が途切れず安定した再生ができます。

しかし、このバッファサイズとレイテンシーはトレードオフの関係で、サイズが大きいほどレイテンシーも大きくなります。

 

フィンガードラムの演奏をするためにはバッファサイズを128サンプル以下のレベルに落とす必要があります。

 

注意:小さいバッファサイズで駆動するには、それなりに高い性能のPCが求められます。

PCのスペックに関してはこちらの記事をご覧ください。

サンプルレートは高いほどよい

簡単に説明すると、音の波形をどれだけ細かく正確に再現できるかを示す値です。

この値は大きいほど、波形を細かくサンプリングするので、音の再現性が高く、よい音質で再生・録音されます。

 

同じバッファ設定であれば、サンプルレートが高いほどレイテンシーが小さくなります。

 

注意:高いサンプルレートで再生するには、それなりの力をもったPCが必要です。

PCのスペックに関してはこちらの記事をご覧ください。

おすすめのオーディオインターフェイス

以上の条件から、おすすめのものを3つご紹介します。

USB3.0に対応し、レイテンシーが小さいZOOM UAC-2

USB3.0 接続による低いレイテンシーと安定性が魅力のデバイスです。

AC電源不要、USB接続によるバスパワーで動作するので、持ち運びにも便利です。

192kHzまで対応しており、高品質な再生が可能な点も◎

 

WindowsとMacだけでなく、iPadでも使用できる互換性の高さも光ります。

コストパフォーマンスならこれ!Focusrite Scarlett Solo

USB2.0での接続、サンプリングレートは96kHzと性能はそこそこですが、1万円以下で購入できるデバイスとしては素敵です。

入出力端子も最低限ではありますが、マイク、ラインインとアウト、ヘッドホン端子が一つずつついています。

WindowsとMacの両方に対応しており、購入者の評価も高く、ユーザーのふところに優しい製品です。

入出力端子が多彩・多機能なYAMAHAのAG03-MIKU

私のお気に入り、AG03の初音ミクモデルです。

ウェブキャスティング用のミキサーとして宣伝されていますがそれは仮の姿。

実際はSteinbergのノウハウがつぎ込まれた多機能なオーディオインターフェイスなのです!

 

楽器の録音端子とマイク端子が2種類ずつ

それぞれ音量を個別に制御可能。

DAWへの録音時はミキシングもできるし、別のチャンネルに分けることもできます。

 

出力はラインアウトとヘッドホン端子が2種類ずつ

こちらも個別に音量制御ができます。

 

192kHzのサンプルレートに対応し、レイテンシーも小さく抑えられます。

実際にフィンガードラムを演奏していますが、問題なく使用できています。

 

CubaseAIも付属しているので、あなたがDAWソフトをもってなくとも、すぐに音楽制作と演奏をはじめられます。

これからDTMをはじめるあなたの力強い味方になってくれることでしょう。

 

え、こんな可愛いの恥ずかしくて使えないって?

 

ご安心めされい。

AG03は通常モデルもあります。

まとめ

オーディオインターフェイスを選ぶときは次の点に注意してください。

  • USB2.0、USB3.0、ThunderboltのいずれかでPCと接続できること
  • 高いサンプリングレートの再生が可能であること

安いものだと3000円程度から手に入りますが、スペックを確認すると、それらの価格帯のものは性能が低く、PCの標準装備されたサウンドカードと変わらないレベルがほとんどでした。

 

できればこの記事で紹介した製品と同等か、それ以上の性能のインターフェースを選ぶことをおすすめします。

次に読むべき記事はこちら。

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