
スヌーピーをご存知ですか?
アメリカの漫画『Peanuts』(ピーナッツ)に登場する主人公・チャーリー・ブラウンの飼い犬です。
子供の頃スヌーピーのテレビアニメをよく見ていました。
記事内目次
スヌーピーってどんなアニメ?
『Peanuts』を原作とした、温かでユーモアがある、思わず『ふふっ』となるアニメです。
スヌーピーの、犬とは思えない破天荒な振る舞い。
それに巻き込まれるチャーリー・ブラウンと仲間たち。
最近は映画でも話題になっています。
日本では2015年12月に公開ですって。
楽しみです。
チャーリー・ブラウンは子供の割りに少し達観したところがあり、哲学的な名言をいくつも残しています。
人生という本には、うしろのほうに答えが書いてあるわけじゃない
日本のアングラな掲示板ではこのアスキーアートが有名ですね。
スヌーピーはジャズの名曲ぞろい
Peanutsの作者はジャズ愛好家として知られています。
アニメのプログラムを担当したプロデューサーもジャズが好きで、ヴィンス・ガラルディが作曲したジャズナンバーが用いられました。
オールスター・アルバム『Happy Anniversary, Charlie Brown!』
チャーリー・ブラウンとスヌーピーが誕生したのが1949年。
その40周年を記念して、GRPレコードと豪華プレイヤーによる楽曲が発表されました。
演奏メンバーはGRPレコードから、
チック・コリア
デイヴ・グルーシン
リー・リトナー
デヴィッド・ベノワ
GRPアーティストにとどまらず、
ジェリー・マリガン
B.B.キング
ケニー・G
スタープレイヤーが収録に参加し、大きな話題を呼びました。
曲はヴィンスが作曲した聴いていて心地よい、楽しい曲が多用されています。
このアルバムのピアノソロ、ボーカル、コードを記した楽譜は、日本では3万円を超えるプレミア価格で、入手困難となっています。
この楽譜は米アマゾンなら中古で60ドル、約7000円で入手できます。
それでもかなり高いですが、仮に購入するならこっちでしょうね。
Linus & Lucy
チャーリーの友達ライナスと、その姉ルーシーのテーマ曲です。
ここで紹介したアルバムでは、ベノワによってアレンジされたものが収録されています。
歯切れの良い、ロック調のビートを取り入れた軽快なナンバーです。
Linus & Lucy のリズムパターン
冒頭部、先導するようなドラムのソロから始まります。
続いてシンコペーションを多用した16ビート。
テンポは速くないのですが、非常に細かいので正確にあわせるのが結構難しいです。
ジャズで共通してるドラム演奏の特長として、ルーディメンツを多様している点が挙げられますが、
この曲でもルーディメンツを用いたフィルインが、要所で光ります。
ピアノのアドリブに入ると、まるで背中を押すように他の楽器が盛り上げてくれます。
例えば、この流れるようなシンコペーションのフレーズ。
他の楽器とビシっと決まっていてカッコいいです。
こちらは、鍵盤を縦横無尽に駆けめぐるピアノソロが終わって、ベースのソロに入ったときのパターン。
簡単に見えて、上手く演奏するのがなかなか難しいフレーズです。
終盤、おなじみのルーディメンツ、6連符のフィルインが入ってエンディングを迎えます。
まとめ
スヌーピーより、Linus & Lucy のドラムの耳コピをしました。
『Happy Anniversary, Charlie Brown』の曲はどれもオシャレでカッコいいので、恋人とのドライブデートに流すといい雰囲気になりますよ。
おすすめです。
Various Artists
ジャンル: ジャズ
リリース日: 1987-01-01
価格: 1,600円

posted with sticky on 2015.9.18