
ギターの楽譜では、同じ音符を連続して演奏する場合、2つ目以降の音符をスラッシュ符頭で置き換えて省略します。
こうすることで、楽譜全体をスッキリ整理し、みやすくすることができます。
この記事では、ミューズスコアでスラッシュ符頭を入力し、ギターの音符を省略する方法をみていきましょう。
スラッシュ符頭とは
ギター譜を見やすくするための省略記号です。
スラッシュをつかうことで、ギター譜の判読が簡単になります。
スラッシュ記号にする方法
それでは、MuseScoreで通常の音符をスラッシュ記号に切り替えてみましょう。
『N』キーを押して音符入力モードにし、音符を入力します。
和音、2つめ以降の音符を重ねて入力するには、『ctrl』を押しながらマウスで五線譜をクリック、または対応した音程のキーボードを押します。
入力したら、次の手順でスラッシュ記号に置き換えることができます。
- 置換したい音符を選択(『ctrl』を押しながら複数選択が可能)
- ツールバーの『編集』を開く
- 『ツール』を開く
- 『リズミックスラッシュ記号 切替』を選択
このようになりました。
符幹(棒)の向きを変えたいときは、音符を選択して『X』キーを押します。
うまくいきましたか?
『リズミックスラッシュ記号 切替』をショートカット登録する
スラッシュ記号はギター譜で頻繁につかうので、ショートカットキーを登録しておきましょう。
よりスムーズに楽譜の作成ができるようになります。
ツールバーの『編集』から『環境設定』を開きます。
『ショートカットキー』タブを開いて『リズミックスラッシュ記号 切替』を選択し、『定義』をクリックします。
キー入力を促されるので、適当な組み合わせを入れます。
ここでは『Shift+R』とでもしておきましょうか。
入力が完了したら『追加』を押して終了です。
設定したショートカットキーがうまく作動するか確認してみてください。
スラッシュ記号を元に戻す方法
スラッシュ記号を元に戻すには、もう一度同じ操作を行います。
- 元に戻したい音符を選択
- ツールバーの『編集』を開く
- 『ツール』を開く
- 『リズミックスラッシュ記号 切替』を選択
ショートカットキーを登録した場合は、下記手順で簡単に切り替えることができます。
- 元に戻したい音符を選択
- ショートカットキーを押す
まとめ
『リズミックスラッシュ表記』機能を使い、ギターの音符を省略する方法をまとめました。
ショートカットキーを登録しておくと作業がはかどるので、設定しておきましょう!
はじめまして。スラッシュに変更する方法探していたので助かりました。
ただスラッシュに変更したところは音がでません。←これで正しいですよね?
あとスラッシュから音符に戻す方法も追加掲載いただくと助かります。
よろしくお願いします。
はじめまして。コメントありがとうございます!
スラッシュ記号にすると音が出なくなるのは、ミューズスコアの仕様みたいです。
今後のアップデートで修正されることを願いましょう!
元に戻す方法もこのページにまとめましたので、参照いただければと思います。
MuseScoreの表現力は素晴らしいと思います。感謝を込めて!!
リズミックスラッシュ記号の表示位置は五線譜の第2線と第4線の間ですが、
これをもっと上の方に表示するように調節できたらうれしいのですが、
可能なら改良をお願いします。