
ベースは指で弦を弾いて演奏する楽器、いわゆる撥弦(はつげん)楽器の一種です。
この楽器独特の奏法として、スライドとグリッサンド奏法があります。
ここではMuseScoreにおける、スライド奏法の記述方法を紹介します。
スライド奏法とは
片手で弦を抑えた状態でピッキング、弦を弾きます。
弦を押さえたままフレットを移動させることで、音を滑らかにつなげるテクニックです。
スライド奏法の記譜その①
スライドは通常、次のように表記されます。
MuseScoreでこれを記譜してみましょう。
『N』を押して音符入力モードに入り、次のように音符を入力します。
次に、この小節の最初の音と2つ目の音をスラー記号でつなぎます。
『N』を押して音符入力モードを解除し、最初の音符を選択して『S』を押します。
最後に、パレットから『譜表テキスト』を音符へドラッグアンドドロップします。
テキストと位置を編集して完了です。
スライド奏法の記譜その② 再生に反映させる方法
①の方法は分かりやすく、楽譜としては美しいですが、再生に反映されません。
MuseScoreでスライド奏法を再生に反映させるには、グリッサンド記号を使います。
パレットから『gliss.』をドラッグアンドドロップし、『テキスト』をSやsl.などに変更します。
再生してみると、音が滑らかに繋がっているのが分かります。
これはMIDIレベルで記録されているので、他のDAWソフトに読み込んで使用するにも便利です。
まとめ
MuseScoreでスライド記号を入力する方法を紹介しました。
再生に反映させるにはグリッサンド記号を使う必要があります。
特にこだわりが無ければ、グリッサンド記号を追加する方法が簡単なのでおすすめです。
次に読むべき記事はこちらです。
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